シンクスタジオコラム

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2008年 01月 16日

母胎回帰

先日、宝塚南口で昨年から実施設計を進めていたプロジェクトの現場説明を行いました。
午前中の1社の現場説明を終え、空いた時間に宝塚カトリック教会を見学しました。
設計者は故村野藤吾氏。大阪そごう百貨店や一連の関西大学校舎、日生劇場などで
有名な日本を代表する建築家です。

周囲はびっちりと住宅が建て込み、直ぐ横を阪急電車が走ります。
決して裕福とは言えない宗派の教会です。

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内部はクジラに飲み込まれたような、ユニークは形状をしています。
母胎回帰したような感覚でしょうか・・・。
なにより特徴的な天井のうねる全艶縁甲板が、スリットから入った光を反射させて輝きます。
阪急電車が通ると、ハイサイドライトから電車がうっすら天井に写り込むところが面白い。

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竣工当時から使われている設計者がデザインした椅子。
椅子一つとってもこの建物が愛されていることが伝わって来ます。

神聖な空間で1時間程佇むと、荒んだ心がすっかり洗われました。
建築という物には人を高揚させたり、敬虔な気持ちにさせる程、
凄い力があるものだと改めて感じます。
巨匠のパワーを体一杯に貰って、今年も仕事に打ち込む決意をした一日でした。
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by syncstudio | 2008-01-16 15:45 | 建物探訪


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