シンクスタジオコラム

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2007年 08月 15日

古代出雲歴史博物館

つづけて出雲大社の直ぐ側に今年の春に竣工した
槙文彦氏設計の島根県立古代出雲歴史博物館

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ここはなにより配置計画が絶妙。
空地を出雲大社側に開け、その反対側にコールテン鋼で
囲われた収蔵室群のフォルムを山並みに重ねている。
緑と錆茶のコントラストが美しい。

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通常博物館は大きなボリュームになりがちだが、遠目に見て控えめに感じる。
空地にはシャープなランドスケープ。全体を見せずにガラスの箱で一旦切ることで奥行きを作っている。
山並みと博物館の間に集落があるのを意識させずに上手く隠している。
メインホールの照明計画が今イチで目玉の「宇豆柱」が暗くて見えにくいことが残念。

内部展示(丹青社)はなかなかの出来映え。
収蔵物が素晴らしいだけに見るのに時間がかかる。もう少し休憩スペースがあっても良いか。
おしゃべり好きな学芸員の方から、古代の大社の建築や収蔵物の発掘の際の貴重なお話を伺えた。
展示も重要だが、そこには表現出来ない事に歴史の面白さがつまっているのだと感じた。
リピーターを増やすため、来館者との接点を持とうとする姿勢に共感を覚える。
島根に来たらまた寄ってみよう。

さらにつづく。
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by syncstudio | 2007-08-15 11:08 | 建物探訪


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